名前で呼ばれた方が妻・母親は長生きする
妻帯者が奥さんをどう呼ぶかについては、各家庭によって異なりますが、研究の結果、どうやら「名前」で呼ぶのが最も良い効果を得られるそうです。気恥ずかしさからつい雑な呼び方に変化していきがちですが、幸せになるためには名前で呼んであげて下さい
子どものいる妻帯者は自分の妻をどう呼ぶのが「正解」なのだろうか。
日本のスタンダードは「ママ」もしくは「お母さん」と呼ぶのが当たり前のようになってはいないだろうか。いや、「おい」とか「オマエ」なんて呼ぶ昭和気質な人もいるかもしれない。
しかし、それは「正解」ではない。
なぜなら女性(妻)はファーストネームで呼ばれると体内のホルモン状態が良好になり、美しくなる効果が期待できるからだ。
10月3日、化粧品大手の株式会社ポーラが新ブランド「RED B.A」の立ち上げに際して、興味深いサイエンス実験を公開した。それによると、普段ファーストネームで呼ばれていない女性が、何気ない日常生活の中で、突如、夫からファーストネームで呼ばれると、唾液中のオキシトシン(別名“愛情ホルモン)濃度が平均で15.9%も増加することがわかったという。また“ストレスホルモン”のコルチゾールも減少し、総じて体内のホルモン状態を良好な方向へ導くことが判明したというのだ。
たしかにこの動画からは、ファーストネームで呼ばれた直後の奥様方の表情が一瞬緩むのが確認できる。その表情はまるで恋する少女のよう。奥様のひとりは「名前で呼ばれた瞬間は、驚きよりもキュンっていう、ドキッという思いの方が強かった」と偽らざる本音を漏らしているが、この瞬間にオキシトシンがブワッと分泌されているというわけだ。
ちなみに、オキシトシンは脳の下垂体後葉から分泌されるホルモンのひとつで、分娩時の子宮収縮、母乳分泌を促すなどの働きがあるとされている。また、出産や授乳行為だけでなく、親しい人との抱擁や性行為でも増加することがわかっている。
つまりファーストネームで呼ぶだけで、性行為と似たような効果が期待できるということ。「セックスできれいになる」という話は聞いたことがあるが、まさか「名前を呼ばれただけできれいになる」なんてことがあるとは驚くべきことだ。
オキシトシンとは?
女性のみに発生するホルモンと思われていましたが、その後男性にも普遍的に存在していることが発見されています。
オキシトシンは良好な対人関係の時に分泌され、相手に対する恐怖心などが減少し、信頼を強めること、信頼に応える行為を強めることが判明しています。
・ ストレスの減少
・ 血圧上昇の抑制
・ 心臓機能の改善
・ 長寿・美肌
・ 浮気防止
・ 自閉症治療
・ 記憶力UP
など、「幸福ホルモン」「愛情ホルモン」という別名がつけられる程、良い効果を発揮するホルモンとして知られています。
オキシトシンを分泌させるには?
・ 人に親切にする
・ 恋人や友人とハグする
・ 狭い店内で親密に会話する
・ 一人で食事をしない
・ 感情を素直にあらわす
・ 誰かの頭を撫でる
・ ペットを撫でる
・ アロマなどの良い香りを嗅ぐ
・ 腰にカイロを貼る(腰を温める事で分泌効果があるそうです)
柔らかい表情を見せる母親へのインタビュー