紙を焦がして肖像画を描くアートがスゴイ!
これまで多くの独創的な作品を創作してきたアーティスト、フィル・ハンセンの発表した、紙を焦がして描く肖像画のアートが素晴らしいです。
小さな火花で紙を焦がして描かれる肖像画
制作したのは、マルチメディアアーティストと呼ばれている、フィル・ハンセン(Phil Hansen)さん。
そして、この肖像画に描かれている人物は、テスラコイルの発明者として著名なニコラ・テスラ氏。
彼に敬意を表し、制作の道具に用いられたのは交流電流のショートによる火花。
実際にはこれは直流じゃないかと指摘するコメントがありましたが、詳しくはわかりません。
意図としては、彼の発明した交流電流によって彼自身の肖像画を描く、というものだと思います。
ニコラ・テスラとは?
ニコラ・テスラ(Nikola Tesla/1856年7月10日 – 1943年1月7日)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどの多数の発明、また無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られる。磁束密度の単位「テスラ」にその名を残す。
8か国語に堪能で、詩作、音楽、哲学にも精通していた。
ニコラ・テスラは、電気自動車メーカーの「テスラ・モーターズ」社名の由来としても有名ですね。
フィル・ハンセン
点描画(ドット絵)のアーティストを目指していた美術大時代に、手の震えがひどくなり、医師の診断の結果、治る見込みのない病気と診断されました。
この時に医師が言った「Embrace the shake(震えを受け入れなさい)」という言葉が、彼の人生観を変えます。
その後、自らの身体的制約をハンディと捉えず、反対に創作作品に「制約」を設けることで独創的なアーティストへと変わっていきます。
彼がTEDで行った講演は以下から閲覧できます。
イチローの作品も
2004年に記録したシーズン262安打にちなみ、262個の円でイチローを描いています。
本当は262個のボールで描きたかったそうですが、予算の都合で断念したそうです。
http://philinthecircle.com/goodbyeartichiro.html