【画像】ひたすら美しく魅了される世界の橋10選

川を渡るためには橋を架ける必要がありますが、機能的でありながら美しさを備えた橋は、観光名所にもなります。行ってみたくなる世界の美しい橋をまとめてみました。

1. Khaju Bridge(ハージュ橋)
547590765_c7c20a741d_o
http://www.flickr.com/photos/seeingthings/547590765/
1212523493_7d1a12778b_b
http://www.flickr.com/photos/jovika/1212523493/
イラン、ペルシャのイスラファンにある「ハージュ橋」は、17世紀にShah Abbas2世によって建造されました。橋はダムとしても機能します。
24のアーチ型の橋脚を備え、40を超えるアーチがその上部に乗っかり、夜には非常に幻想的で美しいライトアップがされています。

 

2. Pont du Gard(ポンデュガール)
1
sans-titre-1_1
http://www.pontdugard.fr/fr
フランス南部・ガール県のガルドン川に架かる水道橋です。世界的に有名な水道橋であり、1985年に世界遺産に登録された事でも知られています。
古代ローマ時代、紀元前19年頃と歴史は古く、19世紀にナポレオン3世の命令で改修されて現代に至ります。水路を造るためには通常傾斜が必要ですが、全長50kmにわたるユゼス付近からニームまでの間で、わずか17mしか標高差がなく、そのため、このポン・デュ・ガールも非常に精巧な設計・建築技術によって建造されています。

 

3. Bridge of Sighs(ため息橋)
venice-bridge-sigh_2071424b
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/italy/8926449/Venices-Bridge-of-Sighs-unveiled-following-controversial-restoration-project.html
Venice-Bridge-of-sighs
http://exotic-place.com/things-venice.html/venice-bridge-of-sighs
イタリア、ヴェネチアにある「ため息橋」は、16世紀に架けられた短い橋です。白の大理石で造られて、石で出来た格子のついた窓が付けられています。
ため息橋は、尋問室と牢獄を結ぶ橋で、独房に入れられる囚人がヴェネチアの美しい景色を最後に見られる場所であり、囚人がため息をつくところから名付けられたものです。
地元に伝わる古くからの言い伝えによれば、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるそうです。新婚旅行でもゴンドラに乗ってこの橋の下を通るのは定番のコースになっていますね。

 

4. Iron Bridge(アイアンブリッジ)
River-Severn-Ironbridge
http://anchorsholme.org.uk/2012/10/building-bridges/river-severn-ironbridge/
Ironbridge-Gorge_2066383b
http://www.telegraph.co.uk/news/politics/9584393/Ironbridge-Gorge-saved-by-Eric-Pickles-12m-grant.html
イングランド中西部シュロップシャー州の集落名であり、セヴァーン川にかかるコールブルックデール橋を通称「アイアン・ブリッジ」と呼んでいます。
それまで石橋が主流だった時台に、世界で初めて鉄で造られた橋である事も有名です。大洪水が起こった時に他の橋はことごとく破壊されましたが、この橋だけはビクともしなかったそうです。1934年に記念物指定を受けて車両の通行が禁止され、1979年に大規模な改修工事を行い、1986年にアイアン・ブリッジ峡谷一帯がユネスコ世界遺産の文化遺産として登録されました。当時集落は凋落の一途をたどっていましたが、世界遺産登録をきっかけに観光者が多く訪れるようになり、この橋も観光名所となっています。

 

5. Covered Bridges(屋根付き橋)
Roseman_Bridge
http://en.wikipedia.org/wiki/Roseman_Covered_Bridge
1373985
http://galleryhip.com/snow-covered-bridge-wallpaper.html
屋根付き橋はその名の通り、屋根のついた橋の事で、世界中に存在します。特に有名な屋根付き橋といえば、映画「マディソン郡の橋」で舞台となったローズマン橋でしょう。クリント・イーストウッド演じるカメラマンが、この橋の撮影に訪れ、メリル・ストリープと出会った場所でもあります。
屋根付き橋は、雨や雪から通行者を守るためと考えられがちですが、橋の上でよく井戸端会議や集会が開かれ、あるいは休息の場所として使われていた事を考えると、夏の日差しをしのぐ場所としても機能します。そして川の上というのは気分が良いものですよね。今でも日本の各地に存在し、特に愛媛県は屋根付き橋の多い事で知られています。

 

6. Ponte Vecchio(ポンテ・ヴェッキオ)
ponte_vecchio
http://homepage2.nifty.com/pietro/storia/nascita_opera2.html
Ponte_vecchio_at_night
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%E6%A9%8B#mediaviewer/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Ponte_vecchio_at_night.JPG
夜のポンテ·ヴェッキオ(古い橋)、アルノ川、フィレンツェ、イタリア
http://ja.wallpaperswiki.org/%E5%A4%9C%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%86%C2%B7%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%82%AA%EF%BC%88%E5%8F%A4%E3%81%84%E6%A9%8B%EF%BC%89%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%8E%E5%B7%9D%E3%80%81/
イタリアのフィレンチェを流れるアルノ川に架かる橋。イタリア語でポンテ・ヴェッキオとは「古い橋」を意味し、フィレンチェ最古の橋であり、戦争を生き延びたフィレンチェ唯一の橋でもあります。
もともと橋の上に住居を作るのは珍しいことではなかったようで、今は無くなってしまった他の橋の上にも住居があったそうです。1565年、ヴェッキオ宮殿と美術館とピッティ宮を結ぶ全長約1kmにわたる「ヴァザーリの回廊」が作られました。定期的に現在も一般公開していますが、この回廊の途中にポンテ・ヴェッキオも通過します。
橋の両側には伝統工芸である金銀細工のお店が軒を連ね、煌びやかな雰囲気をつくりだしています。

 

7. The Wind and Rain Bridge(程陽永世橋)
30440907
http://www.panoramio.com/photo/30440907
201211622120538
http://www.guilinliriver.com/photo-p2249-v36-chengyang-bridge-at-night.html
中国南部、貴州省南部のトン族集落内に、程陽永世橋はあります。屋根付き橋ですが、風雨をしのぐためにつけられた、というよりもトン族独特の宗教儀式的側面により、このような形の屋根がつけられているようです。
屋根は主に木造で、瓦で覆われています。トン族は商売を好まず農業をコツコツ行い、来客をもてなす民族性から、観光地としても人気があるそうです。この橋は現在も生活通路として使われ、かなり多くの現地人が利用しています。

 

8. 錦帯橋
Sakura_-_Cherry_Blossoms_-_Kintai_Bridge_2009
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sakura_-_Cherry_Blossoms_-_Kintai_Bridge_2009.jpg
article-2232259-16016BD5000005DC-434_964x740
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2232259/A-snapshot-time-Collection-100-year-old-photos-hidden-wonders-Japan-prepared-open-doors-world.html
山口県岩国市の錦川に架かる木造のアーチ橋です。名勝に指定されており、全長193.3メートル、幅5メートルで、その美しいアーチ形状は世界でも珍しい形となっています。
岩国城と城下町を結ぶ橋として何度か架けられた橋は、錦川の洪水によりたびたび流失していました。1673年に、橋台を石垣で強固にする事で洪水に耐えられる設計になるのではないかとして、現在のアーチ橋が作られました。定期的な補修工事が必要ですが、それでも度々の洪水や台風をしのぐ構造となっています。2005年の台風の際には桁橋の橋脚の一部が流失したにもかかわらず、橋体には被害がありませんでした。
現在は掛け替え、管理の財源のため、入橋料を徴収しています。

 

9. Tower Bridge(タワーブリッジ)
467469_velikobritaniya_london_tower_bridge_2560x1600_(www.GdeFon.ru)
http://ja.gde-fon.com/download/wall/467469/2560×1600
7655343750_6063f1c7d8_b
https://www.flickr.com/photos/hausii/7655343750/
イギリスのロンドン市内を流れるテムズ川に架かる橋です。船舶が通行する際には橋桁が跳ね上がる跳開橋となっています。
ビッグベンとともにロンドンの象徴的な存在となっており、多くの観光客が毎年訪れる定番スポットとなっています。隣接するロンドン塔と調和するゴシック様式の建築で、左右にある高さ40mの2つのタワー上部をウォークウェイと呼ばれる歩道が繋いでいます。構造的に必要な梁で、歩行用として作られましたが、テムズ河からロンドンの街並みを一望できる絶好のポイントとなっています。

 

10. Charles Bridge(カレル橋)
Charles_Bridge_prague
http://10mosttoday.com/10-most-famous-bridges-in-the-world/
charles_bridge-1531379
http://hqwallbase.com/126405-charles-bridge/
チェコ共和国の首都、プラハを流れるヴルタヴァ川に架かる橋です。15のアーチの上に、、砂岩の切石の橋桁が渡されています。ゴシック様式の建築として美しく、橋の背景にそびえる堂々としたプラハ城のシルエット、橋の両側に並ぶバロック様式の彫像のギャラリーを備え、橋上からの眺めはヨーロッパで最も美しい場所の一つとして多くの観光客を魅了しています。

引用:10 Most Beautiful Bridges in the World

下記の記事もオススメ